2022/5/31
インタビュー

入社5年目のグラフィックデザイナーに聞く毎年新鮮な気持ちでサービスデザインに取り組める理由

グラフィックデザイナー ゴロー GORO
大学卒業後、印刷会社に就職したのち2017年ソルトワークスに入社。「つむぐ」「年賀家族」「コンビニフォト!」「PICNICS(ピクニックス)」など主力サービスから新規サービスまで幅広いデザインを担当しています。
今回はソルトワークスがミッションに掲げている「ワクワクをふやす」を体現している彼女に、デザインに目覚めたきっかけやサービスデザインにかける想いをインタビューしました。

一度は離れようとしたデザインの道

デザインに目覚めた原体験でいうと、幼少期からイラストを描くのが好きでよくセーラームーンをスケッチブックに描いていました。小学生のころは、自分たちで自由な部活をつくる取り組みがあり、私は漫画会社なるものを立ち上げて毎週漫画を描いては学校に貼り出すということをしていました。チームで作品をつくって多くの人にみてもらう喜びは幼少期から経験していたことになりますね。

まだこのころは絵を描くことと職業は結びついていなかったものの、進路を選ぶ高校生のときに自分の目指したい道はデザインだと思い、絵を描くことが好きだったのでグラフィックを学べる道に進みました。


大学ではグラフィックデザインをはじめ、3Dデザイン、WEBデザインなど視覚デザイン全般を学びました。私の通っていた大学では、自分で制作した作品をつくって終わりにせず、デザインコンセプトや思い描くユーザー体験を毎回考えて発表する機会が非常に多かったので、この経験は今の仕事に活かされています。

同じ学部には個人で創作活動をしていたり、グラフィックデザインのアルバイトをしていたり経験豊かな同世代が集まっていて、自分のデザインに自信を持っている子がたくさんいました。
正直に言うと、そういった環境に入ってギャップを感じました。絵を描くことが好きという純粋な気持ちだけではいけない気がして、もしかしたら進む道がちがうのかな?とデザインから離れようと本気で思う時期もありました。一度は離れようとした道ですが、いまもデザインの仕事をしているので間違っていなかったと思っています。

大学を卒業したあとはグラフィックデザイナーとして印刷会社に就職しました。
実はここでも試練が…。入社早々、目にしたのは根を詰めてハードワークをする先輩方の姿でした。そんな姿をみて自分もいずれあのなかに入って業務に追われる日々が待っているのか…と思うと耐えきれず、半年くらいでサッと辞めてしまいました。
ただ、挫折を経験してもなおデザインの仕事を続けたいという気持ちは強く持っていましたね。

しばらく心のリフレッシュをして、次の職場を探そうかなと思っていたタイミングでグラフィックデザイナーを募集していたソルト求人をみつけて、ここならデザインを追求していけそうと感じ転職をしました。

想い出を彩る多様なサービスのグラフィックデザインを担当

入社してからこれまで新規サービスに関わりながら主力サービスのつむぐ年賀家族など多くのサービスデザインを担当してきました。
直近は今年2月にローンチしたPICNICSのブランド立ち上げメンバーとしてプロジェクトに携わりました。


PICNICSの構想は「老若男女問わずいろんな人(WHO:ターゲット)が、自分が持っている写真だけでは実現できない想い出をみんなが集まることで楽しくひとつのカタチにできる(WHAT:提供価値)フォトブックアプリ(HOW:手段)」です。
「みんなの想い出 ひとつのカタチに」をキャッチコピーに、モノではなく、みんなが集まって想い出をカタチにする「体験」にフォーカスしたコンセプトになっています。

私はアートディレクターのさんと共同でビジュアルアイデンティティを考案し、キービジュアルは老若男女問わずいろんな人が集まっている、楽しいイメージをポップで癖のあるデザインで表現しました。


ソルトワークスのサービスを見ていただくとわかりますが、「人」をキービジュアルにすることは珍しく、チャレンジングなサービスデザインを手掛ける経験になりました。
実は今後グッズ展開もできたらいいなと思ってキャラクターデザインをしています。

ユーザーの反響や社内メンバーの声がデザイン制作の励み

自社開発ならではの醍醐味として、ユーザーの反響を直に感じることができる仕組みがあります。
たとえば、管理画面から実際にユーザーが自分のデザインしたハガキをどのようにカスタマイズしているかをチェックできるので、自分の想像通りに使っていただけていたら想いが伝わっていると感じてうれしい気持ちになります。反対に、予想外のカスタマイズをしているとこういう使い方もあったんだ!と新たな発見があってユーザーの皆さんから刺激をいただくこともあります。

デザインをつくって終わりではなく、自分が手掛けた作品でユーザーがどのような体験をしているのかタイムリーに見ることができるのは良いですね。

また、社内のさまざまな職種の人にレビューをもらえることも学びの場になっています。
日々デザインと向き合っている身としては、デザイン以外の業務をしている人にレビューをもらうことは貴重な機会です。ユーザー目線に近い純粋な意見を聞けると安心しますし、制作の参考になります。

「つむぐユーザーに好まれる商品はどれか」をソルトメンバーが予想して投票する社内レビューイベントを開催した年もありました。


この取り組みは、ソルトメンバーが展示自体を楽しみながら新作デザインに触れ、つむぐユーザーの気持ちを考えて好みに目を向けることで、ユーザーに対する気づきや発見などの理解・学びを促したいという意図が込められています。

携わるデザインの幅で言うと、年賀状サービスだけではなく、セブンイレブンとの共同事業コンビニフォト!(2020年6月ローンチ)やPICNICS(2022年2月ローンチ)など新規サービスのデザインにも企画のフェーズから携わることができたことで自然と経験値が広がっていきました。

年賀状サービスひとつとっても、つむぐと年賀家族ではターゲットや価格帯、機能も違います。同じサービスであっても毎年干支が変われば、コンセプトやアプローチ方法にも変化があります。可愛い系、おしゃれ系、バラエティ・ネタ系などデザインテーマも細かく分かれていて、どのテーマを制作するかによってデザイン性が異なるので、毎年新鮮な気持ちでデザインを描いています。

ちなみに私はネタ系のデザインを描くのが好きです!
ネタ系のデザインを考案するときはダジャレをひたすら考える日もあります。日常のなかでひらめいたことはデザインに役立つので些細なことでもメモ帳に書き留めています。


ゴローが手掛けたデザイン 2021つむぐ年賀(丑年)
左:モナリザとモー(丑の鳴き声)を掛けたデザイン  右:SUSHI(寿司)とUSHI(丑)を掛けたデザイン

職種の垣根を超えてユーザー視点を追求したサービスをつくる

これまで新規事業に多く関わってきてましたが、必死につくったサービスがなかなかグロースできない現実に何度も直面してきています。なかには終了したサービスもあって、悔しさを味わってきている分、新しくできたサービスを主力サービスと並ぶくらい大きなものになるよう盛り上げていきたいと本気で思っています。

最近になってUIデザインに関わることも多くなってきました。
たとえば、アプリ内でイラストをこのタイミングで表示させてほしい、次への表示は矢印ではなく指のデザインに変えてほしいなどユーザー視点で使いやすい、楽しいと感じるデザインをつくることを意識してUIの領域まで提案します。

グラフィックに関わらずアプリデザインに関わるすべての知識を取り入れて相互に生かしていきたいです。職種を超えて思いきって提案しようと思えるのは、サービスをつくっているメンバーが同じ会社にいて、お互いのことを分かり合えているからこそだと思います。

いろんな個性が集まってサービスが成り立っている

ソルトのグラフィックチームは、水彩がほっこりしたデザインが得意な人だったり、グラフィカルなパキっとしたデザインが得意な人だったり各々が得意分野を持っています。いろんな個性が集まってサービスが形になっているので、オールマイティにこなせなくとも、なにかひとつ自分の得意分野を持っていると活きていくと思います。
意見を率先して言えて、そのうえで相手の意見を織り交ぜて昇華できる人、お互いを高めあっていける人と一緒に働きたいです。

■ソルトワークスでは一緒に働く仲間を募集しています
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